濁酒特区土佐三原

幻の酒が再び。
どぶろく特区へ。

もろみ清流が流れ、昼夜の寒暖差が激しく、朝霧がかかる私たちの村は、おいしい米ができる条件に恵まれた地域。極上の「三原米」が育ったことから、酒税法が定められる以前は、その米を使ったどぶろく造りが盛んでした。どぶろくとは、米と水、麹で醸造し、醪を濾し取らない濁り酒のことで、米の優しい甘さ、爽やかな後口が特長。そのどぶろくを懐かしむ声が多く、三原村商工会が中心となって平成16年12月に「濁酒特区」の認定を受けました。平成17年度に3軒の農家が製造免許を取得し、現在では、7軒の農家食堂、民宿が製造・販売。それぞれの店で、特色のある味わいが楽しめます。

好評の「どぶろく祭り」。
どぶろく、海外へ行く。

平成17年、どぶろくを披露するために開催したのが「どぶろく祭り」。回を重ねるごとにファンが増え、遠隔地ながら毎年、約5,000人もの人が訪れています。また、お遍路さんが農家食堂へ立ち寄った時にどぶろくを気に入り、海外へ送るために購入してくださったことも。どぶろくが世界中で愛される日が近いかもしれません。